『俺より結城さんの方がメッチャ上手いんやで!』 『なんでよ!先生だって上手やん!メッチャかっこよかったもん!』 謙遜する先生に必死で言い返す。 先生はフッと表情を緩めて、私の頭にポンと手を置いた。 『ありがとう、何か…メッチャ嬉しいゎ!』 そう言ってニッコリ笑った先生は私の頭をクシャッと撫でる。 頭に感じる先生の手の温度とハニカむような笑顔に、また胸がギュッとなるのを感じた。