『なんや拓の運転、危なっかしいな。フラフラして転けそうやん(笑)』
『まだ慣れてないんやなぁ。ちょっと怖いんか腰引けてるし。あの子は何で結城さんに惚れたん?』
先生もケラケラ笑う私を見て、拓に視線を移す。
『何かな、入所の日に他の先生と2人でバイク乗ってはるん見て、それがメッチャかっこよかったねん!』
『そうなんや!結城さんバイク上手いからな!』
『うん、それで拓はゾッコンになってるん(笑)もう一人の先生もメッチャかっこよかったんやで!誰やってんろ。』
私は拓から視線をはずし、先生を見た。
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