車庫の方へ車を走らせると、前方にバイクに乗る拓と結城先生が見えた。 『あっ!拓と結城先生やぁ~!』 私の声で真堀先生もそちらに視線を移す。 そして拓と私を交互に見た。 『あの男の子、知り合いなん?』 私の方で視線を止めた先生が首を傾げる。 『うん、一緒に通ってるねんで♪拓は結城先生にベタ惚れゃねん!(笑)』 私は先生に笑いかけて、拓に視線を戻した。