『……!?何!?先生!車止まっちゃった!』
またまた一人で慌てふためく私。
キョロキョロした後に先生の方を見る。
ブッ!
そんな私を見て先生はふきだして笑い始めた。
私は呆気にとられて、ただポカンと先生を見ていた。
『アハハ!ごめん、ごめん。今のはエンスト!ちょっとクラッチ離すんが早かったんやな。もうちょっとゆっくり離したら、どもないから!もう一回やってみよか。』
『うん、やってみる!』
私は失敗したのを笑われたと思って、次は失敗しないようにしよう!
と意気込んでエンジンをかけた。
さっきより慎重にクラッチから足を上げていく。
ゆっくり車が動き出し、今度は止まることなく進み出した。
