ブンブンブンッ
『うわぁっ!かかった!先生!エンジンかかった!スゴィッ!』
ちゃんとエンジンがかかって、一気にテンションが上がった。
私は一人で喜んで真堀先生に話しかける。
『アハハ!ほら、かかるやろ~(笑)次は走らせるんやでぇ!』
エンジンがかかるだけではしゃぐ私を見て先生は笑う。
『じゃぁローギアにして、ゆっくりアクセル踏みながらクラッチ離していってみ?』
『うん!』
先生に言われるままアクセルを踏みクラッチから足を離していく。
ゆっくりと車が動き出した。
でも次の瞬間には…
プスンッ
その音と同時に体がガクンと前に傾いた。
