『鈴本さんは今日が車乗るん初めてなんや?』 『はい♪めっちゃドキドキする~!』 真堀先生と並んで歩きながら、そんな会話をしてるうちに 頭の中は車を運転する事でイッパイになっていて 私はさっき胸がギュッとなった事なんて、すっかり忘れてしまった。 『さっ!これが今日乗る車やで~。荷物後部座席に置いて、助手席に乗って!』 私は言われたとうり荷物を置いて助手席に乗り込んだ。