『鈴本海奏さん』

少し高めで、だけど男の人って感じの声。

『はぁぃ!』

私は声のした方に体を向けた。

そこには小柄な男の人が居て、返事をした私を見ていた。


この人が真堀先生かぁ。
なんや、小さいし可愛らしい先生やな。



私は立ち上がると先生の所まで小走りで駆けよった。