拓と2人で受付の機械で配車券を取って、ロビーの椅子に座る。

『海奏、今日ゎ先生誰なん?』

拓が私の配車券をのぞき込む。

『真堀先生って人~。初めてつく先生やわ。下の名前、何て読むんやろ?』

『ん~、実生登(みきと)?とちゃう?』

配車券の名前を見ながら拓は首を傾げる。

『変わった字ゃな。どんな先生ゃろ?』

『えぇ先生ゃとぃぃな!』

配車券の名前を見て呟く私の頭をポンと撫でながら拓がニッコリ微笑む。