『それで拓、ずっとバイクの話ばっかやねん!帰りも音楽消して必死で喋ってたし (笑)』 『そうなんや (笑) そんなすごかったん?』 冬也は足の間に座る私の髪を撫でながら優しく笑う。 冬也の広い胸にもたれながら、私も少し興奮気味で話す。 『うんっ!メッチャかっこよかった!冬也にも見せたかったぁ!』 『そっかぁ!ほなまた休みの日にでも、海奏見るついでに見に行こっかなぁ♪』 そう言って私を抱きしめて、冬也はずっと私の話を聞いてくれた。