『海奏っ!ヤバイッッ!あの2人マヂ上手い!かっこよすぎ!スゲェ!』 拓が興奮して私の背中をバシバシと叩く。 いつもなら「痛い!」って怒る私も、そんなこと忘れて一緒に興奮する。 『マヂかっこいいやん!スゴイな!海奏、本気で見とれてたっ!』 『俺も!!早よ免許取ってあんな風に乗れるようなりたいわぁ!』 『そんなら拓、今よりモテるやん♪(笑)』 『アハハ!本間や(笑)あっ!海奏、そろそろ時間やで!』 『本間やっ!行ってくるわぁ!』 いつの間にか2時をまわっていて、私は急いで教室に向かった。