『…あの、教習…真堀先生を指名したいんですけど…。』 少し緊張しながら言うと、受付のお姉さんはニコリと笑った。 『真堀さんですね。わかりましたよ。』 そう言いながらパソコンを操作して、また私の方を向く。 『予約の入ってる日は真堀さんにしときましたよ。』 そね言葉にホッとする。 笑顔のお姉さんにお礼を言って、私は拓と教習所を出た。