私は拓に手を引かれるままロビーに入った。 受付の機械にカードを入れて配車券を取る。 『あっ…。』 配車券を見て、私は思わず声を出した。 立ち止まった拓が私を見て首をかしげる。 私は拓に配車券を持つ手を差し出した。 一番下にある教官の名前は 真堀 実生登 その名前を見て、拓はニッコリ笑って私を見た。 『よかったやん!』