『ありがとう。』 外に出てまた2人並んで歩き出す。 『まだまだ暑いなぁ。夏終わりきってないな!』 空を見上げて先生が笑う。 私も空を見上げると大きな入道雲と太陽がキラキラしてた。 『本間やなぁ。まだ夏なんやな。』 『うん、でも言うてる間に秋になるでなぁ。したらすぐ冬やで!』 空を見てた先生が私に視線を移す。 私はさっきまで何を話せばいいかもわからなかったのに、先生の隣にいると普通に笑うことができた。