『まっ!俺もイキナリすぎたし、おあいこやっ!なっ?』 少ししょげた私の顔をのぞき込んで笑う先生。 『…うん!』 私は素直に頷いた。 さっきまでは走るように鳴り続けた心臓が不思議なくらい静かになっていた。 落ち着くような感じでトクン トクンと高鳴る。 ずっと先生とこうして笑っていたい。 私は初めて、これは恋なのかもと思えた。