そういや…真堀先生、あの時何で気付かはったんやろ? 海奏、そんな大きい声だしてしもたんかな? でも嬉しかったな…。 ってか、まだほっぺたに感覚残ってるし。 私は自分の頬にそっと触れた。 先生の手の感触と優しい目が頭から離れない。 これが…好きって感覚なんかな? 私はまだ少し熱が残る頬に触れながらタバコの煙を吐いた。