『はぃ!今日はこの車やから、乗って!』 たっちゃんが指さす車を見て、私は首を傾げた。 『これ、ATやん!海奏MTやで!』 『お前…ちゃんと確認してないな?今日はATで教習なんやで!』 呆れ顔で笑うたっちゃんに背中を押され、助手席に乗り込んだ。 『MT乗ってたらATは楽に感じるで!』 たっちゃんが笑いながら車を発進させる。 コースの中程で車を端に止めて軽く説明を聞いてから席を変わった。