ロビーの椅子に座って1人考え込んでいると、何かで頭を叩かれた。 『いったぁ!』 少しムッとして振り返ると、1人の教官が私を見下ろしていた。 『コラッ!何回呼んでも無視した上に睨むとは!生意気やっ!』 そう言って私の頭をクシャッと撫でる。 彼は木村竜也(キムラタツヤ)先生。 担当になったことはないケド、家が近所だから知っている。 今の家に住んでから唯一近所で仲の良い人。 歳も3つ違いで気が合うお兄ちゃんみたいな人。