今日は拓がスタンドのバイトの日で技能教習の予約をとってない。 私は結城先生に言われたことを思い出し、1人で学科を受けに行くことにした。 家事を一通り終わらせてから用意をして、原チャリで教習所に向かう。 少し早めに着いたので2階の待合いスペースのソファに座って教本を見ておくことにした。 ボーッと教本を眺めていると廊下の奥の方から声が聞こえてきた。 聞き覚えのある、その声に胸がざわつく。 真堀先生の声や…