『冬也…何でそんなこと言うん?』 私は泣きそうになるのを堪え、冬也から目をそらさないで聞く。 冬也は私から目をそらし黙り込む。 静かな公園にブランコの鎖が軋む音だけが響く。 ほんの少しの沈黙がすごく長く感じた。 まだ目をそらさない私に冬也は俯いたまま口を開いた。 『どう言うたらええか、わからん…ケド近いうちに海奏にもわかる時が来ると思う。』 『…どうゆうこと?』