Lover dance ~運命の恋~


『ゴメン、ゴメン。ちょっと思い出した!何やと思う?』

『何なん?』

振り返ってニッと笑う私に冬也は首を傾げる。



『前にな、バイク乗ってた先生の話したやん?一人は拓の担当の先生で、もう一人が今日、海奏の担当なった先生やったねん!』

『そうなん?ってかそんなん、わかるわけないやん(笑)』

『そやんな(笑)でもすごくない?初めて行った日に見て、感動した人が2人!海奏と拓の担当なったとか!』



私が意気揚々と冬也をみた瞬間、私は冬也に抱き寄せられた。

驚いて顔を上げると、そこには寂しそうな目をした冬也がいて、私をじっと見つめてた。