*姫花が小、中学校のとき*

「姫花さん!おはようございます!」

「あ、おはよう。」

「今日もお美しいですわ」

「…ありがと」



そう。私は一目おかれていた。

多分それは…自分で言うのもなんだけど、
『乙木財閥』
この財閥は、日本のお嬢さん、お坊ちゃんたちにしては『トップ』の財閥だった。そしてこの顔のせいもあったのかな?

だからいつも、信頼できる友達ができなかった。