それはいつも、部屋の中一人で感傷的になってしまった時に訪れる。 けれど、息苦しさや頭痛は、日頃からはるかを度々苦しませた。 はるかは一度立ち止まり、膝に手をついて息を調えた。 そして、もう一度顔をあげ、歩み出そうとした時、青い葉の間を抜けて、強い光がはるかの瞳を照らした。 「…っ。」 はるかは目を閉じた。 一瞬、目の前がスパークしたように真っ白になって、何も見えなかった。 そして再び開いた瞼から瞳に映り込む景色は、はるかの中で時が止まったようにさえ感じるほどに衝撃的な物だった。