それでも、悪魔は助けた。








『なぜそんな愚かなことを。』








王に問われる。










「ーー僕じゃ、彼女を幸せにできないから」










僕じゃ、彼女を幸せにできない。







僕は悪魔で、彼女が人間。









それが運命だから。