笹原の書道は、 他の部員とは比べ物にならないほど 上手かった。 小さい頃から書道教室に通ってるからだって 笹原は言ってたけど、 ほんとに純粋に、すごいと感じた。 帰りの電車の中… ゆめちんや他の子は反対方面のため、 ホームで別れ 笹原と2人で電車に乗っている。 「渋井から何か聞いてる?」 ふいに笹原に聞かれ、 「何となくは聞いてる。」 としか答えられず、 「でも、咲は何か誤解してるよね…笑 笹原、七菜のことが好きなんでしょ?」 ついついこんなとこを言ってしまった…