紅の蝶【完】






俺は迷わず華音を抱き締めた。





「……汚くない。華音は汚くない。」




『汚いのっ!!呪われてるの……汚い…』




きっと母親関連なんだろう。




許せない…



華音をここまで落としたやつが許せない。