「翔輝、華音ちゃんが起きたときにそんな姿の翔輝だと振られるよ。」





姉貴…。




「華音さんは大丈夫ですよ。若。」




いつしか俺を若と呼ぶようになった拓哉。




「……ここで寝る。」




俺は華音の手を握りそのまま意識を手放した。