紅の蝶【完】







「華音、お前も一緒に行くぞ。」





車のなか、翔輝の膝の上に乗せられた私はやっと震えがおさまった。





「いつまでも逃げてられない。大丈夫だ。」





わかってる。




受け止めなきゃいけないのはわかってる。




チュッ





翔輝が私の肩で舞う“紅の蝶”に口付けをした。