「女の子にしては珍しく泣かないのね、華音ちゃんは。」 私の肩にある“痕”を消すように浮き出てくる“紅の蝶”。 『その部分は痛さになれて神経がおかしくなってるんだと思います。』 それに、 これは私に必要な痛さ。 一生翔輝を愛するという誓い。