「母親は500万、娘は1000万…だもんな?」 ビクッ 低く呟かれた俺の言葉に李の肩が一瞬動く。 「覇道組に売る予定だもんな?あの2人は。」 「な、なにを…。」 琉聖が調べた情報。 我が右腕。流石だ。 「まぁ、そりゃ2年赤字なら人を売るのが1番金になるもんな?」 俺は李から離れ元の場所に戻る。