「華音ちゃん、仕事終わったから帰ろ?」 『ん………壱帆……さん?』 まだ少しトロンとした華音ちゃんの手を握り店の前につけた拓哉の車に乗る。 華音ちゃんは流れる街の景色をずっと眺めていた。 side 壱帆 end