紅の蝶【完】






私達は2時間の買い物を終えてマンションに戻り簡単な昼食をすました。





「華音ちゃん、私このあと一人彫らなきゃいけないから店行くけど…華音ちゃんもくる?」





彫るとはきっと入れ墨のこと。




見てみたい…。




けど今日は疲れた。




久し振りに外に出たためか身体がだるい。




きっとあの瞳を見たからかもしれない。




『今日はいいです…また、見せてください♪』




「でも華音ちゃん一人になるよ?」





……一人。




独り?




やだ。





震える身体。