紅の蝶【完】

『翔輝…ダメだよ、女の人には優しくしなきゃ…。』





「ごめんな、怖かったか？」




翔輝はいつも私の心配が最優先だ。




女の人は地面に尻餅をうち顔を真っ赤にしている。






「ど、どうせあんたもすぐ捨てられるわよっ!!」





そして私に向かって捨て台詞をはいて何処かへ行ってしまった。