紅の蝶【完】






「行ってらっしゃい、翔輝、華音ちゃん。」




琉聖さんが私達に頭を下げて運転席に乗り込む。





「行くぞ、華音。」





『あ、うん。』





そして私達が歩きだすと同時に賑やかになる回り。