紅の蝶【完】








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なっがい廊下を歩いていると突然華音の足が止まる。





繋いでいる手が尋常じゃないくらい震えてる。





「……ん…華音っ!?」




俺が呼びかけると華音の目に少し光が戻った。







『しょ…うき…』




「どうした?」




『この声…








あの人と…琴音(コトネ)だ。』