『え、ちょっと…』




初めて…





初めて赤髪、赤目を人に見せる。





「……華音、俺がいる。大丈夫だ。」




翔輝の大きくて温かい手が私の頭を撫でた。





『……うん。』





私達は琉聖さんが開けてくれた車のドアを出た。