『きっと……わざとでしょう。呪いの音楽を止めさせるための。』 あぁ。 せっかく収まってきた吐き気がまた復活した。 『あの人は私が楽器さえ止めればそれでいいのです…。』 「いけません、お嬢様の楽器は私の命を棄ててでもお守りします。」