紅の蝶【完】







「喜んで。」




そう言って琉聖さんは私を抱き上げた。




『わっ…り、琉聖さん』




「しーっ!!翔輝起きちゃうよ。」




琉聖さんは腕にスーパー袋をかけさらに私を持ち上げてる。




リビングまで来ると私をソファーに下ろした。





「華音ちゃんはここで待ってて。俺がなんか作るから。」




琉聖さんはキッチンに消えていった。