初恋の相手は救世主





「ん?何?
もう一回言ったほし」




「そういうんじゃないっ!!
もう!真希っ!!帰るよっ!!」




「えぇっ!?
いや、あたし今日は橋村と…」




「橋村ごめん!真希借りるから!
じゃあねっ!!」




真希の手を引いて
猛ダッシュで帰っていった




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「ゆ…優ちゃん……速い…」




「っあ!ごめんっ!!」




無我夢中で走ってたから
いつの間にか結構遠くまで来ていた




「優ちゃん、どうかした?」




どきっ!!




「別に!なんにも!!」




「そう?熱とかない?
顔、真っ赤っかだよ??」