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「よし、じゃあ今日はここまで！
他の科目も頑張れよ〜！」
さてと、まずは…
雅兄に一言言っとかないとね…
「雅也先生」
教室を出ようとしてた雅兄を呼び止めた
うちを見た瞬間、雅兄は固まった
「さっきの授業で、分らなかったとこがあるんですけど…」
なんて、嘘だけど
「あ…えーっと……
夏期講習終わってからでもいいかな？
職員室に来てくれれば教えるから…」
「わかりました。
じゃあ終わったらすぐに行きますね」
『すぐに』を強調すると
雅兄は青くなっていた
このやりとりを、佐々木がじっと見ていたなんて、知りもしなかった
