初恋の相手は救世主





「優子ー!飯出来たぞー!」




雅兄の元気な声で、はっと気が付いた。




いつの間にか、考え込んでいたみたい




「今行くー!!」



ーーーーーーーーーー



「やっぱ雅兄の作るご飯って格別!
久しぶりだったし、美味しかった!!」


「それはよかった。
まぁ一人暮らししてるわけだし、嫌でも料理の腕は上がるんだよ。

お前も料理くらい出来るようになんなきゃな~」


「うっ……」


雅兄め…




うちが料理全く出来ないの知ってて言ってるな…


「そ、そのうち、出来るようになる!
……はず、です」


「まぁ練習あるのみだな。

そーいや、あの高校そろそろ文化祭の時期だろ?
なんかやったりしねぇの?準備とか」