「まぁ今回は多目に見とくよ。
昨日は母さんも夜勤で居なかったし、この事は黙っとくから。」


「うん…、ありがと。……ごめんね雅兄」


「気にすんなって
それに、可愛い妹の為だしなぁ~」


雅兄に怒られた後は、雅兄は必ず頭を撫でてくれる。




もう高校生だからちょっと恥ずかしいけど、これがなんだか心地いいんだよね…





「今日は休んどけ。あ、あと明日にでもあいつにお礼とか言っとけよ」


「あいつって…?」


「あいつだよ、あいつ。昨日お前のこと送ってきてくれたやつ。
えーっと…名前、は……




あ!佐々木だ!!」