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「あれ?颯太達…どこいった?」




いそうな所を全部回ったけど、四人の姿はどこにも見当たらない




ブーブー




突然、俺の携帯が鳴った
ディスプレイには『颯太』の文字




「おい、颯太?お前ら今ど」




『おー、弘人。悪ぃな、お前どこにいるか分からなかったからよー、俺ら先帰っちまった。
お前、今宮田と一緒だろ?多分道とかよく分かんねぇだろうから送ってやれ。
住所はメールしといたから。じゃ。』




「え、はぁ!?ちょっと待てって…」




すっごい早口で、言うことだけ言ったかのように、ブチっと電話を切られた。




「…少しは探すとかしてくれよ……」




メールを開くと、確かに住所が送られていた。

真希ちゃんが教えてくれたんだろう。




「このまま、送っていくか」




起きそうになに彼女を背負ったまま
彼女の家へと足を進めた。




―その頃の四人は…


「颯太、よくあんな嘘すらすら言えたな」

「そうか?普通じゃね?」

「優子の寝顔めっちゃ可愛い~!
佐々木が羨ましいくらいなんだけど!」

「ゆ、優ちゃんが…男子の背中で寝てるなんて…今までなら考えられない…」



四人は物陰から二人を見守っていました←笑