「………え
えぇっ!?え、ははは初恋!?」




つ、つまり、さ…

優子ちゃんの初恋の人は俺ってこと!?

まだ彼女自身そのことは分かってないんだけど…



「うんー!初恋の人ー!真希にも言ったことないから、秘密ね」




「っ!!」




口元に人差し指を当てる仕草に、不意に胸が高鳴った




「また会えるって言ったのに、それ以来一度も会ってなくてさ~
だから今日この公園来て、また会えるかなーなんて思っちゃったの

ここ、最後にばいばいした場所なの…」




覚えてる。忘れるわけない。

俺にとっても、特別な場所だから




「それに…なんか……
佐々木って…コウ…君に……似…て……」