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「ん。ありがと、優子ちゃん」
しばらくしてから、俺は優子ちゃんを離した
花火大会も、そろそろフィナーレを迎える雰囲気だ
「そろそろ戻ろう?颯太達も心配してるだろうし」
「やだ」
「えぇ!?でも、早く戻らないと…」
「嫌!まだここにいるの!!」
あれだな…
優子ちゃんは酔うと駄々こねる…みたい
「だーめ、ほら戻りますよー」
「やだっ!だってコウ君に会えるかもしれないんだもん!」
コウ君……
その言葉に、また妙な胸騒ぎを覚えた
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