駐車場に着くと、お母さん達が待っていた




真希は疲れてしまったらしく
ぐっすり眠っていた



『ごめんね、お母さん達が目を離した隙に…
とにかく、無事でよかったわ

そろそろ帰るわよ』




『うん……
ちょっとだけ、まってて』




うちは、さっきの男の子の前に立った




『ねぇ…また、あえる?』




『ぜったいにあえるよ!
ぼく、このこうえんでまってるから!』




にかっと笑って、そう言った




そして、右手の小指を出してきた




『??』




『ゆびきり、しよ!
またぜったいにあおうね!!』




『うん!』




小さな手で、小さな約束をした