初恋の相手は救世主





うちの手を取り、そのまま歩き出した




その手がすごく暖かくて、すごく安心した




『えっと…ありがとう…!』




『……ねぇ』




前を向いたまま、彼は話しかけてきた




『どうしてがまんしてるの?』




『えっ?』




『どうしてなくのがまんしてるの?』




『が、がまんなん…て…』




本当は、ものすごく怖かった




すぐに泣き出したかった




けど、うちが泣いたら
真希をもっと不安にさせてしまう




だからうちは強くならなきゃいけない




そう、思っていたのに…