なんでドキドキしてるの……? なんで、あたし顔赤かったの……? 「才華!!どうしたんだよ!急に先に行って!」 「ご、ごめん!なんでもない!た、食べよう!」 あたしは入口から離れたところに座り、 お弁当を広げた。 「そうだな。食べよう!」 何もなかったように接してくれるハルの優しさを感じた。 「いただきます!!」 あたしたちは手を合わせてそう言い、食べ始めた。