想いよ届け・・・!!

「ホントに?絶対?」

「嘘つくかよ。バーカ!!」


バーカと言いながら、頭なでるのやめてくれます?

キュン死にするから!!でもうれしい。

「バカって言わないでよ。バカ」

「お前もいってんじゃん!!お前のそういうとこ、オレ好きだよ!」

スキって?好きぃ?今、スキって言った?

「マジで!?」

「おわ!?お、おう」

たちまち、顔が熱くなる。
そういうことを言うとか、ズルイ!!
でも、そんな所も好きだよ。

「顔赤いぞ~?熱あんじゃねーの?」
「なっ・・・!無いよ!!元気はつらつだもん。奈来佳は、元・・・つぁ!?」

中田が、私の額に中田自身の額をくっつける。
顔が顔が顔が顔が顔が・・・!!顔が近い!?

皆見てるよ?いいの?そんな事して。

「熱は、ねーな」

顔を離す。
中田が皆にいった。
「さっきのは、熱はかってただけだからな!?勘違いすんなよ!」

そんなの、男子が女子にあんな事しないって!皆勘違いして普通だよ!!
「バカ・・・。」

「オレは、バカだも~ん。」
「くっ。開き直るな!クソ中田!!」

なんでもっと、正直になれないかな。自分が憎いぜ!!