いとしいこどもたちに祝福を【前編】

京は周と顔を見合わせると、互いに良く似た笑顔を浮かべて父の胸元を軽く手の甲で小突いた。

「…晴海ちゃん。悪いがうちの息子たちのこと、よろしくな」

不意に周に困ったような笑顔を向けられ、慌てて頷く。

「え、えっと…」

「京もな、陸のこととなると割と突っ走るから」

「そういうところ、父さんから遺伝しちゃったんだもの。仕方ないじゃないか」

「それもそうだな」

いつもの京の軽口に、周は素直に頷く。

その遣り取りが妙に可笑しくてくすりと笑みを零すと、周の掌に優しく頭を撫でられた。

「良かった。暫くぶりに笑ってくれたな」

「周さん」

「陸を、頼む」

「…はい!」





対峙する双児の双眸 終.