自分は――今まで現状を憂いたり相手を羨むばかりで、弱いことを言い訳に傍観していた。
そのせいで陸はまた連れ去られてしまった。
夕夏と賢夜は、予期せぬ慶夜との遭遇で深く傷付いてしまった。
自分ばかりいつも守られて、大して傷付かずに済んで。
誰も傷付かない方法を見付けたいのに。
だから、自分に出来ることを自力で見付けるのだと決めたばかりではないか――
「京さん」
京を一人で行かせてしまったら、きっとまた後悔する。
「晴海ちゃん?」
だったら。
「私を、一緒に月虹へ連れて行ってください」
「な…っ!!」
すると先程まで落ち着き払った表情を保っていた京も、流石に驚愕の色を隠せない様子で声を上げた。
「…京さんの足手纏いになるのは承知してます。でも、私も…私が風弓を迎えに行かなきゃならないんです」
「気持ちは解るが、君に何かあったら陸や夕夏ちゃん、それに君のお母様はっ…」
「それは京さんだって同じです!周さんも愛梨さんも陸も、春雷の住民の方々だって、京さんに何かあったら悲しみます!だからっ…私、私が京さんを守りますから!」
「へっ!?」
瞬間、京だけでなく周囲の四人からも妙な驚きの声が上がって晴海は首を傾げた。
そのせいで陸はまた連れ去られてしまった。
夕夏と賢夜は、予期せぬ慶夜との遭遇で深く傷付いてしまった。
自分ばかりいつも守られて、大して傷付かずに済んで。
誰も傷付かない方法を見付けたいのに。
だから、自分に出来ることを自力で見付けるのだと決めたばかりではないか――
「京さん」
京を一人で行かせてしまったら、きっとまた後悔する。
「晴海ちゃん?」
だったら。
「私を、一緒に月虹へ連れて行ってください」
「な…っ!!」
すると先程まで落ち着き払った表情を保っていた京も、流石に驚愕の色を隠せない様子で声を上げた。
「…京さんの足手纏いになるのは承知してます。でも、私も…私が風弓を迎えに行かなきゃならないんです」
「気持ちは解るが、君に何かあったら陸や夕夏ちゃん、それに君のお母様はっ…」
「それは京さんだって同じです!周さんも愛梨さんも陸も、春雷の住民の方々だって、京さんに何かあったら悲しみます!だからっ…私、私が京さんを守りますから!」
「へっ!?」
瞬間、京だけでなく周囲の四人からも妙な驚きの声が上がって晴海は首を傾げた。


